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第 8 章 変数

基本的な事

PHP の変数はドル記号の後に変数名が続く形式で表されます。 変数名は大文字小文字を区別します。

変数名は、PHPの他のラベルと同じルールに従います。 有効な変数名は文字またはアンダースコアから始まり、任意の数の文字、 数字、アンダースコアが続きます。正規表現によれば、これは次の ように表現することができます。 '[a-zA-Z_\x7f-\xff][a-zA-Z0-9_\x7f-\xff]*'

注意 ここで言うところの文字とはa-z、A-Z、127から255まで (0x7f-0xff)のアスキー文字を意味します。

$var = "Bob";
$Var = "Joe";
echo "$var, $Var";      // "Bob, Joe"を出力します。

$4site = 'not yet';     // 無効:数字で始まっている。
$_4site = 'not yet';    // 有効:アンダースコアで始まっている。
$täyte = 'mansikka';    // 有効:'ä' はアスキーコード228です。

PHP 3では、変数は常にその値により代入されていました。 これは、つまり、ある変数にある式を代入する際、元の式の 値全体がコピーされる側の変数にコピーされるということです。 これは、例えば、ある変数の値を他の変数に代入した後で、 これらの変数の1つを変更しても他の変数には影響を与えないという ことを意味します。この種の代入に関するより詳細な情報については、 を参照下さい。

PHP 4 は変数に値の代入を行う別の方法を提供します。それは、 参照による代入 です。 この場合、新規の変数は元の変数を参照するだけです。 (言いかえると、元の変数の"エイリアスを作る"または元の変数を"指す") 新規の変数への代入は、元の変数に影響し、その逆も同様となります。 この手法ではコピーは行われないため、代入はより速やかに行われます。 しかし、速度の向上が体感できるのは、重いループや大きな配列または オブジェクトを割り付ける場合に限られるものと思われます。

参照により代入を行うには、代入する変数(ソース変数)の先頭に アンパサンドを加えます。たとえば、次の簡単なコードは 'My name is Bob'を二度出力します。

<?php
$foo = 'Bob';              // 値'Bob'を$fooに代入する。
$bar = &$foo;              // $fooを$barにより参照
$bar = "My name is $bar";  // $barを変更...
echo $foo;                 // $fooも変更される。
echo $bar;
?>

注意すべき重要な点として、名前のある変数のみが参照により代入できる ということがあります。

<?php
$foo = 25;
$bar = &$foo;      // これは有効な代入です。
$bar = &(24 * 7);  // 無効です。名前のない式を参照しています。

function test() {
   return 25;
}

$bar = &test();    // 無効。
?>