unset

説明

unset()は指定した変数を破棄します。PHP 3では、 unset() は常に TRUE(実際には整数値1) を返して いました。しかし、PHP 4では unset() はもはや真 の意味で関数ではなく、命令となっています。値が返されないため、 unset() の値を取得しようとすると、パースエラー となります。

例 1unset()の例 // 変数を一つ破棄する unset ($foo); // 配列の要素の一つを破棄する unset ($bar['quux']); // 複数の変数を破棄する unset ($foo1, $foo2, $foo3);

関数unset()の内部動作は、破棄しようとする変数 の型に依存します。

あるグローバル変数が関数の中でunset()された場 合、ローカル変数のみが破棄されます。呼出側の環境にある変数は、 unset()がコールされる前と同じ値を保持します。

function destroy_foo() {
    global $foo;
    unset($foo);
}

$foo = 'bar';
destroy_foo();
echo $foo;

bar

参照渡しされた変数が関数内でunset()された場合 に、ローカル変数のみが破棄されます。呼出側の環境でその変数は、 unset()がコールされる前と同じ値を保持します。

function foo(&$bar) { 
    unset($bar); 
    $bar = "blah"; 
}

$bar = 'something';
echo "$bar\n";

foo($bar);
echo "$bar\n";

something
something

静的変数が関数の内部でunset()された場合、 unset()は、その変数とその静的変数への全てのリ ファレンスを破棄します。

function foo() {
    static $a;
    $a++;
       echo "$a\n";

    unset($a);
}

foo();
foo();
foo();

1
1
1

グローバル変数を関数内でunset()したい場合、 配列$GLOBALSを使用し、次のようにして下さい。

function foo() {
    unset($GLOBALS['bar']);
}

$bar = "something";
foo();

isset()、empty()も参照下さい。